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2013.07.23 (Tue)

サムのこと

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こんな時は、



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 『海といえば・・・』

91年にオランダに来たばかりの当初は、
アムスの街中のアパートに住んでいました。
Hugo de Grootplein という場所でした。
アンネフランクの家まで徒歩10分ほどでした。
アパートの下はテナントでケバブの店でした。
エジプト人経営の店でした。今もあります。
そこにサムとアーメッドがいました。

日本人が珍しかったせいもあったのでしょう、
二人は何くれとなく親切にしてくれました。
特に、すばしこそうな感じのサムは親切でした。

『洗剤はな、ドレフトってのがいいぞ』

『スーパーはディルクがいい。アルバートハインは高い』

『仕事は大丈夫か?掃除の仕事ならすぐ手配するからな』 

『エジプトのスイーツだぜ』 激甘でした。

『ここは自転車王国だ。明日一台用意してやるからな』

翌日どこで調達したのか中古自転車を25ギルダーで売ってくれたり。

でも、一月ほどすると自転車は誰かに盗まれてしまい、

『やられちまったか・・・。でも心配するな。
オランダってのはこういう国なんだよ。明日また用意してやるよ』

翌日またどこからか自転車を調達し値引きの15ギルダーで売ってくれたり。

『銀行口座を開きたいのか?よし一緒に行ってやるよ』

一緒にラボバンクに出向いてくれて、
まるで身元引受人のような感じで説明してくれたものの、
エジプト人と日本人の組み合わせが逆に銀行側に怪しまれ、
結局口座が開設できなかったり。

『大丈夫だ。ポストバンクなら誰でもOKだぜ』

口座開設用紙を取って来てくれて記入し投函すると、
1週間後にはポストバンク口座が開設できてカードがもらえたり。

何くれと無くサムは便利で一緒に仲良くしていました。
おそらく江戸っ子なエジプト人という感じだったのでしょう。

そんなこんなで1年が過ぎた初夏のこと。
一時帰国の日本から戻って彼らの店に顔を出すと、
アーメッドだけで元気印のサムがいません。


『アーメッド、元気か?』
『オー、ミスターブンタ。3週間ぶりだね』
『サムがいないね』
『ミスターブンタ。サムはね、死んだよ・・・』
『え!またまたアーメッドったら、冗談だろ?』
『ホントだよ。海で溺れて死んだよ・・・』
『ええーっ!』 

なんともあっさりサムは逝ってしまいました。
ザンドフォールトの海は泳ぐにはちょっと冷たかったようです。
サムはその海に入って深みの所で体調を崩し溺れ死んだとのことです 
マリオブラザースみたいな顔をしていたサムでした。

 『死に目に会ってないから悲しみが湧かず、
 どこかでサムは元気に生きてるような気がする』
 


思い出に浸ったら、やはりお弁当ですね 

暑い夏を乗り切る本日のメニュー。

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タマゴ焼き。ウインナー。薩摩揚げのエスニック風味。
キムチ餃子。チキン南蛮。ホタテコロッケ。ひじき。
サラミ下敷きペンネとツナのサラダ。プチトマト。
牛蒡と豚肉と万願寺唐辛子と豆腐のスタミナ炒め。
きゅうり糠漬け。アンダイブの野沢菜風。イチゴ。
ごはんと黒胡麻カオリふりかけ。



暑い夏を乗り切れると思う私の昼ごはん。

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梅干し入りおにぎり。
薩摩揚げエスニック風。
チキン南蛮。牛乳。
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