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2011.09.14 (Wed)

9月14日 アホとボボ・ブラジル

むかしTVに、
ウツクシスカヤさんという名前の
ロシア圏の女性がCMに登場しました。

ウツクシスカヤ・・・。

なんと上品で美しい名前でしょう。
その女性も名前に負けず美しい方でした。

今はどうしているでしょうね?


ということで最近の美しいメニュー。


茄子の甘辛

チキンカツ。エビフライ。野菜ナゲット。タマゴ焼き。
餃子。ひじき。ミニコーンベーコン巻き。インゲンの炒め物。
チーズ下敷き茄子とチコリと挽き肉のブレゼ。ウインナー。
キュウリ糠漬け。ごはんと静岡産サクラ塩。肉団子。



名前

というものは、
国や地域によって随分と面白いものです。
ウツクシスカヤなんて日本ではまずありません。
TVで聞いた時は、ほんまかいな、と疑いましたが、
ほんまだと知って、何と華麗な、と驚きました。
ウツクシスカヤとはどういう意味なのでしょうね?

ということで唐突にフィンランドです。

この国は日本人にとって面白い名前が多いのです。

まずスキージャンプで有名なアホネン選手。
スキーファンなら知っている人が多いでしょうね。
でも初めて聞いた時はやはり笑える名前でしたね。
この国にはアホ首相という方も以前にいたのです。

そうです。

フィンランドはこの系統の名前が多いのです。
日本人の感性を微妙にくすぐるではないですか。

例えば、

パーヤネンという名前が普通に存在し、
アホカスというフィンランド大使がいました。

さらに女性の名前では、

ヤーナ・アホさん、ヘンナ・アホさん、
アシカイネンさん 、ケツカイネンさん、
エーロ・カッパさん、ウーント・マッテロさんがいて、
驚くほど美人な女性秘書が、
パンツ・ミルカさんという名前で実在します。

これらの人が日本で面接したらどうなります?

 『まず、お名前を』
 『ケツカイネン』
 『どうぞ、遠慮なく掻いて下さい』
こうなってしまいます。

 『お名前は?』
 『パンツ・ミルカ』
 『もちろんです』
男なら当然です。

 『名前、何あるか?』
 『エーロ・カッパ』
 『誰がエロカッパあるか!』
怒りますね。

 『お名前を伺います』
 『ウーント・マッテロ』
 『時間がありません。次の方』
ですね。



さて、名前と言えばプロレスです。
本名で登場している外人レスラーはほとんどいません。
そんな中でヒューストン・ハリスという選手が来日。
アフリカ系黒人選手です。

プロレスラーとしての名は ボボ・ブラジル
これはセンセーショナルな来日となりました。
ブラジル人かと思いきや全くブラジルとは縁のないアメリカ人。
ジャイアント馬場と激しい試合を繰り広げました。
黒い魔人と呼ばれ、頭突きを得意技にした強い選手でした。

しかし、

このボボに腰を抜かした地域があります。九州。
このボボという単語は九州では極めてデリケートな
重要かつ秘めやかな意味を持つ語彙なのです。
そう、下ネタそのもののズバリの単語です。
女性は恥ずかしくて口にしない単語、それがボボ・・・。

ボボ・ブラジルの来日は1960年前後のことです。
今のようにネット情報など存在しておりません。
情報はテレビとラジオと新聞と月刊誌です。
北海道と九州では文化は全く違います。
違うというよりも、むしろ何がどう違うのかすらも
お互いに知らないという時代でした。

だからこのハリス・ヒューストン選手に、
なぜボボ・ブラジルと名づけたのか分かりませんが、
九州での巡業計画も最初からあったにもかかわらず、
このような名前をつけて登場させたということは、
九州における方言事情を東京のプロレス本部では
把握してなかったということなのだと思います。
知っていればボボだけは使用回避したはずです。
受け狙いでもあまりにも下品すぎます。

ともあれボボ・ブラジルという選手が来日。
日本人選手たちと流血の試合を繰り広げつつ、
とうとうその巡業地が九州へと舞台が移動し、
各県を巡りながら福岡の地で生中継放映された
ジャイアント馬場とボボ・ブラジルのトップ対決。
この世紀の対決は日本中で手に汗握る激闘となりましたが、
九州では多くの家庭で難しい騒ぎになりました。

アナウンサーが実況中継しました。
1960年代はプロレスが日本で大全盛時代です。
野球か相撲かプロレスかの時代です。
ずっと押されていた馬場が反撃する場面。
アナウンサーは絶叫口調です。

アナウンサー 『さあ馬場が怒った。馬場が怒った。馬場の反撃だ。
  まずはブラジルの、ボボ・ブラジルの脳天にきつ~い空手チョップ!
  もう一発。もう一発。ジャンプしてもういっぱ~つ!
  おおっと、ここで割れた~!割れた~!馬場の怒りチョップで、
  ボボの額が割れた。ボボがザックリと割れた~!ボボ出血です!
  ボボ出~血!ボボの脳天がパックリと割れ、そこから血が流れています。
  ボボ大出血~!来日して初めての出血です。初めてのボボ出血~!
  しかし馬場の怒りは納まらない。怒りがまだ納まらない。
  馬場が16文キッ~ク!ボボ倒れた。ボボ倒れた。ボボ出血が止まらない。
  ボボのたうちまわる。ボボのたうちまわる。おおっと、ボボの様子がおかしい。
  ボボがおかしい。ボボ失神か!ボボ失神か!しかし馬場がボボを踏む。
  馬場がボボを踏む。ボボを踏む。次は、おおっと、馬場がボボの傷口を
  両手で傷口を開いた。そしてそこへチョップを打ち込む。ボボが叫ぶ。
  痛みで叫ぶ。馬場がボボにチョップを打ち込む。ボボにチョップ。
  容赦の無いチョップ。ボボが裂けている。ボボは激痛に耐えるか!
  ああ、ボボがおかしい。ボボがおかしい。失神か!ボボの動きが止まった。
  セコンドが馬場を制止。馬場が怒っている。ドクターも入った。ボボを診る。
  ボボが動かない。ドクターがボボを診る。慎重にボボを診る。
  担架です。担架の要請です。ボボは担架で運ばれます。ボボ大丈夫か~!
  さあ、馬場が勝った。ボボに勝った!馬場が勝った!ボボを阻んだ』

こんな感じでボボの連呼絶叫の実況中継。

観戦していた九州の人々の気持ちはいかに。
特に女性の心中はいかなるものだったか。
子供たちは困惑する母親の顔を嬉しそうに覗き見し、
オヤジは酒を呑んで大笑いしたとか。


 『プロレスは楽しい』
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