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2016.01.30 (Sat)

機内の親父とスードクと実家の母娘

スードクをご存知だと思います。ナンプレともいいます。
1~9までを上手に並べてマスを埋めるゲームです。
やっている方も多いと思います。

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長旅の暇潰しに飛行機の中でやっている方もいます。

数年前の帰国時のことです。
関空発札幌行きピーチが大雪のため着陸できず仙台空港待機となりました。
数時間の機内待機で、こんな時に下痢とか体調不良になったら大変だなぁ、
そんなことを考えながら座席の隙間から前を見ると親父が冊子のスードクを始めました。
ほほうと思いながら、当方も暇潰しに背後からじっと見つめ考えました。
ま、初級レベルかなと思いつつ、あそこが3なのでこっちも3だな、
そんな感じで見ていると、その親父は真ん中のマスに6と書き込んだのです。

え! 
なんで? 

当方は驚きました。ちょっと身を乗り出してじっと見つめ熟考しましたが、
どう考えても6から入るような問題ではなく6はむしろ後で入る数字です。
どういう思考回路でこの親父は6を入れたのか不思議でした。
次はどこへどういう数字を入れるのだろうと見ていると、
何とその親父は新たなページを開き別の問題に挑戦し始めたのです 
そう。
最初の問題は一つ数字を入れただけで諦めたようです。
そして新たな問題でもおもむろにトンデモないマスへ数字を書き入れ、
じっとしていたかと思うと冊子を閉じて寝てしまったのです 
思うに、、
この親父はとりあえずスードク冊子をどこかで買ったものの、
実はこの手の類のパズルは全く苦手なのでしょう。
何をどうしていいのか分からず、よって適当に数字を入れ、
続きをどうしていいのか分からず面倒くさくなって寝てしまったようです。
諦めが早いというか決断力に富むというか中々な親父です。


無事千歳空港に着陸できて実家へ向かいました。
当方が実家でスードクをやっていると妹が興味を持ち出し、
さっそく自分用のスードク冊子を買って挑戦し始めたのです。
すっかり嵌って大切な趣味になったようで丁寧に一問一問解いています。
そんなある日のことです。
スードク中の妹の横に母親が寄ってきて座り、
二人一緒に難しい顔をしながら考え始める格好となりました。
するとです。パッと明るい表情で母親が突然、


 『7だ』 
 『え、どこどこ?』 
 『ほら、そのマス。7だ』 
 『ここが7?なんで7なの?』 
すると母親は確信に満ちて言いました。

 『勘だ』 

 『か、勘?』 
 『そうだ。母さんの勘だ』 
 『何言ってんのさ、ったくもう』
 
母親のドヤ顔に妹は呆れ顔です。

当方はその時にふと思いました。
機内のあの親父も、自分の勘を頼りに6を入れたのではないか。
勘頼りでマスを見つめ急にもの凄く面倒になりアッサリ諦めたのではないか。

 『母親を見てて機内の親父の思考回路が何となく分かった気がしたのう』
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