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2015.04.20 (Mon)

お弁当の思い出

小学校6年生のときのことですが、
当時は学校給食というのもがまだ始まっておらず、
もちろん日々お弁当持参という時代でしたが、
どんなオカズが入っているのか子供ながらに結構ドキドキで、
そっと蓋をあけておかずを確認する子もいれば、
オカズのことなど気にせずパカッと蓋を開ける子もいたし、
北海道という地域柄オカズに納豆を持ってくる子もいたし、
何があったのか弁当を体全体で隠しながら食べる子もいましたが、
子供の頃から心が繊細で今も繊細なガラスのハートの私は、
蓋を少しだけそっと開けてオカズを確認してからパカッとあけるタイプで、
その日も、そっと蓋を開けてオカズが何かを覗いて見ると、
白いご飯だけがびっしり詰まっているので??と思って良く見ると、
真ん中に梅干が堂々と鎮座ましましたいわゆる日の丸弁当で、
そんな弁当は漫画でしか見た事が無かったので、
頭が真っ白になってガラスのハートが砕け散る寸前でしたが、
そこは即座に母親の日々の苦労を思い起こし、
その労苦をガラスのハートの接着剤としたので事なきを得て、
ここは一つ堂々と遠慮なく意を決して声を大にして、
『これが本当の日の丸弁当!』とパカッと蓋を開けると、
周囲の級友たちが?とばかりに私の弁当を覗き込んで
『おお~』とどよめきが起り『凄えな・・・』と言いつつも、
みんなの目が何やら気の毒そうな雰囲気で、
視線を受けたこちらも受けとめ方を計りかねている最中に、
さりげなく私の弁当のご飯の上にタマゴ焼きを一切れ置いて、
温かい目でこちらを見て何も言わずに黙って頷いた、
あの桜田君のことは今も忘れません。

 『ふ。。。47年前の思い出じゃ』
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